こんにちは、軽井沢貴美子です!
みなさんは、日本地図の「端っこ」を眺めていて、
「ここには一体何があるんだろう……?」とワクワクしたことはありませんか?
2019年の9月、当時20代後半だった私は、
地図を眺めていて偶然見つけたある島に目を奪われました。
それが、日本最北限の離島「礼文島(れぶんとう)」です。
当時の私は、離島や「最果て」という響きに猛烈に惹かれていました。
しかし、正直に言うと、私は大の乗り物酔い体質で、超がつくほどの心配性。
「女一人で北の果てまで行けるの?船は大丈夫?」と、
行く前は不安でいっぱいで、同じように一人旅をした人のブログを藁にもすがる思いで探し回っていました。
そんな心配性な私が、一歩を踏み出して日本最北の離島を目指した3泊4日の限界ひとり旅。
稚内と礼文島の違いや、今から行く人のためのアクセス情報、
フェリーでのリアルな記録などをお届けします!
この記事が迷っている方に少しでもお役に立てれば嬉しいです♡
【疑問】稚内と礼文島、どっちが本当の最北端?(大人の事情バトル)
旅行の計画を立てていたとき、地図の端っこがやたらと気になり、
ぐるぐると探し回っていた私。 「ここに行ってみたい!」という強い気持ちから、
正式な最北端はどこなのかと調べていました。
ネットで調べてみると、こんな説明が出てきます。
- 最北端:緯度的に「一番北の地点・端っこ」を指す、客観的な地理用語。
- 最北限:その地域において、「人が行ける最も北の境界」というニュアンスで使われる観光上の表現。
……正直、私の頭では少し混乱しました(笑)。
「えっ、じゃあ一般人が行ける一番北は『宗谷岬』ってこと?
じゃああの北の離島の礼文島は一体どういう位置づけになるの!?」と疑問に思ったんです。
実はここ、言葉の定義だけで見ると分かりづらいのですが、
地図上の位置と「過去のちょっと可愛い大人の事情」を知ると、一気にスッキリします!!
まず、地理的な「リアルな位置」を地図で見てみましょう。
- 宗谷岬(稚内・最北端):北緯45度31分22秒
- スコトン岬(礼文島・最北限):北緯45度27分51秒
これだけ見ると「やっぱり宗谷岬の方が北じゃん!」と思いますよね。
でも実は、礼文島のスコトン岬のさらに目と鼻の先には、
一般人は上陸できない無人島「トド島」があるんです。
この島まで含めたエリア全体で見ると、
実は礼文島エリアの方が、宗谷岬よりもわずかに北に突き出ているんです!
つまり、実質的に「一般人が行ける最北の地」は礼文島ということになります。
じゃあ、なぜ礼文島が「最北端」ではなく「最北限」なのか?
そこには、かつて稚内市と礼文島の間で繰り広げられた
「どっちが本当の最北かで大喧嘩(?)した」という熱い歴史がありました(笑)
かつては礼文島のスコトン岬にも、堂々と「日本最北端」の看板が立っていたそうです。
しかし、お隣の稚内市から「いやいや、こっちこそが最北端だ!」と待ったがかかり、大論争に発展。
最終的に、礼文島側が大人な対応で一歩譲り(?)
「『最北端』の座は稚内に譲るけれど、一般の人が足を運べる極限の地という意味を込めて、うちは『最北限』を名乗る!」ということになり、
看板が「最北限」に書き換えられたのだそうです。
なんだか地域のプライドが詰まっていて可愛いエピソードですよね(笑)。
というわけで、心配性で調べ魔な私は
「だったら大人の事情もひっくるめて、両方この目で確かめてやる!」と、最北端も最北限もどっちも制覇する欲張りな旅に出ることにしたのです!
(1日目)羽田から稚内へ!宗谷岬でサハリンを眺めてドーミーイン稚内へ
実のところ、この時まだ20代だった私は、ここまで気合を入れて行く離島一人旅は初めてでした。
行ったこともない土地へ移住を繰り返していた経験は何度もありましたが、
仕事の合間に休みを取り職場の皆にも驚かれるような旅は今回が初めてでした。
『ちょっと、北海道に礼文島という最北の地がありまして…数日間休みをとりたいんですが…』と
タジタジしながら先輩に話をしました。職場では結構話題になっていました(;´∀`)
当時、修善寺のリゾートホテルで働いていた私ですが、
観光地でなおかつ寮は山に囲まれたエリアでバスの本数も少なく…
新幹線や、ましてや空港まで行こうと思うとかなり距離がありました。
普段は朝が弱く起きれないタイプですが、この日は違います。( ̄▽ ̄)
早朝から重たい荷物を抱え、羽田へ向かいました。
旅人っぽさを味わいたくて、私はもっぱらのリュック派です。
今回はリュック一つでは帰りのお土産が入らなくなると予測し、
大きめの空ボストンバッグも持ってきました(笑)
そんな大荷物を抱えて、いよいよ羽田空港へ!
まずは、羽田から、稚内に飛行機で一気に向かいます!
途中、空港で鳥取行きの便が目に留まりましたが、今回は迷わず稚内へ(笑)

飛行機の搭乗時間は、直行便で約1時間50分です!
そして、稚内空港へ到着したのはすでに1日目の15時過ぎでした。
早くしないと日が暮れてしまうと、少し焦りながらも空港から稚内駅に向かいました。
ここで海鮮や、うに丼…を堪能したいところでしたが、、
私は運転免許を持っていないこともあり、移動は全て公共交通機関です。( ̄▽ ̄)
そのため稚内駅からは、宗谷バス(株)さんの宗谷岬までの往復チケットを買い、
宗谷岬まで向かいました。

バスに揺られること約50分。
すでに夕日が眩しく、車窓から見える景色がだんだんと最果て感を帯びてきました。
私の胸の鼓動も高鳴ります。
そしてついに……憧れの日本最北端、
「宗谷岬」に到着しました!

バスを降りると、目の前に現れたのは観光ガイドや絶景の本で何度も見た、
あの三角形の「日本最北端の地の碑(最北端の塔)」。
そして、岬の向こうに広がる海をじーっと眺めてみました。
宗谷岬からは、天気が良いとわずか40キロ先にある、
ロシアの「サハリン(旧樺太)」の島影が見えるんです。

正直に言うと、私は日本とサハリンの歴史的なエピソードにそこまで詳しいわけではありません。でも、境界線の向こう側に確かに存在する異国の影をこの目で捉えたとき、
なんだか言葉にできない不思議な、そして猛烈に感慨深い気持ちが胸に込み上げてきました。
「あぁ、本当にここが日本の世界の果て(境界線)なんだ。
私は今、とんでもなく遠いところまで一人で歩いてきたんだな……」って、実感がじわじわと湧いてきたのを今でもよく覚えています。
―――
嬉しすぎて、さっそくスマホを取り出し、
日本地図の最北端にポツンと自分がいる「LINEの位置情報」を友達に送信!
『今ここ!!』と送って、ネタにさせていただきました(笑)。
友達からも、爆笑スタンプと良いリアクションをもらえて大満足!( ̄▽ ̄)
そして、この旅の大きな目的の一つでもあったのが、
現地のお店(柏屋商事さんなど)で購入できる「日本最北端到着証明書」です!!
ちゃんと日付と時間が刻印された証明書をこの手で受け取った瞬間、
一つの大きな実績を成し遂げたような、ものすごい達成感に包まれました。

(この証明書は今でも宝物として大切に持っています!)
念願の塔を拝み、証明書を手にして大満足した私は、
再びバスに揺られて稚内駅へと戻りました。

駅周辺に戻ってきた頃には、あたりはすっかり暗くなり、
周辺のお店もほとんど閉まってしまっている状態……。
「北海道に来たんだから、本当なら豪華な海鮮丼やウニを堪能したい!」
という気持ちは山々だったのですが、カツカツの公共交通機関移動と、
最北端に到達した興奮で私のライフ(体力)はすでにゼロでした(笑)
結局、1日目のディナーは、地元のお馴染みコンビニに駆け込んで
「とりあえず今すぐ食べられるもの」を調達するという、、
なんとも泥臭い結果になりました。
(でも、これが一人旅のリアルで楽しいところでもあります!)
そんな限界状態の私を救ってくれたのが、この日の宿。
私のイチオシであり、
全旅人に激推ししたいホテル「ドーミーイン」…♡
現在ではドーミーイン芸人などのファンを公言する人も増えて(笑)
有名なドーミーインですが、ここ稚内でもそのクオリティは健在。
大移動でぐったりしていた身体を、
最高の天然温泉とサウナでじんわりと癒やしました。
温泉上がりにアイスを食べながら、
「あぁ、本当に日本のてっぺんにいるんだなぁ……」と、ようやく一息。
豪華な海鮮はお預けになってしまいましたが、大満足でふかふかのベッドに潜り込みました。
しかし、心配性な私の本番はここからです。
「明日はいよいよ、船旅で礼文島へ渡るんだ……。私、船酔いせずに無事にたどり着けるのか……?」
枕元に酔い止め薬をスタンバイし、
高鳴る胸と少しの不安を抱えながら、最北の夜は更けていくのでした。

(2日目)【鬼門の船旅】ハートランドフェリーで快適すぎる2時間
いよいよ2日目の朝となりました!
今では朝食や夜鳴きそばなどのドーミーイン名物を目当てに行くことも多いですが、
この日は素泊まりで宿泊し、朝からさっそく稚内駅まで向かいました!!
途中、稚内駅でカフェラテとサンドイッチで腹ごしらえをして、

ハートランドフェリーのフェリー乗り場である稚内港に向かいます!!
ちょっとした近場の離島や、遊覧船程度の船には何度か乗ったことがありましたが、
片道2時間の本格的な船旅は初めてでした。
そのため、大きな港のフェリーターミナルに大興奮でした(笑)
稚内港からは、礼文島行きの香深港(かふかこう)と、
利尻島行きの鴛泊港(おしどまりこう)へ向かう船が出ています。
礼文島のお隣、利尻島にも『利尻富士』と呼ばれる美しい山が有名でとても気になっているので、またどこかのタイミングで行ってみたいなと私も思っています!\(^o^)/
呼吸を整え、いざ船へ乗船しました!!
さすが綺麗で大きな安心感のあるハートランドフェリー様!!
一気に船旅への不安が吹き飛びました!
2等自由席でしたが、スペースはかなり広くて快適。

絨毯に寝ころびだらだらとスマホをいじりながら、
稚内駅で購入したお土産の『流氷まんじゅう』を食べながらくつろいでいました(笑)
白くてふわふわなお饅頭みたいな
(蒸しケーキにホワイトチョコがかかっているお菓子)
この流氷まんじゅうが、個人的にかなりヒットでこの日からファンとなりました♡
-768x1024.jpg)
お手洗いも綺麗で、トイレの近い私はかなりホッとしました。
あとは、乗り物全般に酔いやすいため、酔い止め薬を飲んでから乗船しました。
小さい頃から、酔いやすい人間だったのに今回飲むのが初めてで、、
本当に効き目があるのか、副作用などは大丈夫か…?とかなり心配していましたが、
そんなことは忘れてしまうくらい、船旅にテンションが上がっていました(笑)
外に出ると、お隣 利尻島の『利尻富士』も拝めて本当にいい旅でした(まだ始まったばかりなのに…)


まとめ
船酔いゼロで無事に礼文島(香深港)へ上陸!
人生初の酔い止め薬のハラハラ感や船旅への不安はどこへやら、
想像以上の快適さと「利尻富士」の絶景、
そして美味しいおやつに囲まれているうちに、あっという間の2時間が経過。
船はゆっくりと、日本最北限の離島・礼文島の「香深港(かふかこう)」へと入港しました。
心配していた船酔いも、なんと奇跡の「ゼロ」!
(私は市販の酔い止めを乗船前に飲んでいきました)
私の最北旅は、最高のスタートを切ったのです。
さて、ここからは、車の免許を持たない私が「定期観光バス」を使って島の名所を大満喫する、怒涛の礼文島観光編がスタートします!
心温まるアットホームなペンションでの出会いや、
旅のラストに待ち受けていた「5時間の特急爆走劇」の続きは、
ぜひ【後編の記事】をご覧ください!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました♡



コメント