みなさんこんにちは!『マニアック観光案内所』案内人の軽井沢貴美子です( ̄▽ ̄)
前回の第一弾では、都会での生活から一転、すべての思い込みを捨てて新幹線に飛び乗り、鳥取へ向かうところまでをお話ししました。
「よし、ここから新しい生活が始まるぞ!」
と胸を躍らせて向かった鳥取県。
今回はその後のリアルな展開と、
そこから次のステップへ向かうまでのお話をお届けします( ̄▽ ̄)
私も初めて移住やリゾートバイトに挑戦してみて、想像の何十倍もドラマチックなストーリーや失敗談がたくさんありました。
でも逆に、生涯の宝物になるような経験、温かい友人関係、忘れられない思い出など、
「あの時行動しなければ絶対に得られなかったもの」も山ほどあります。
この連載は、
移住をしてみたいけど、実際どうなんだろう?
リゾバをやってみたいけど、初めてで不安…
という方へ向けて、少しでも背中を押すきっかけになればと思って書いています。
そして、これからの旅の参考としてお役に立てれば幸いです!!\(^o^)/
(※まだ読んでいない方は、ぜひ前回の記事【第1話】からご覧ください♪)
※当ブログの一部の記事には、広告が含まれていますm(__)m
■ 憧れの地・鳥取へ!…の前に、初めての寄り道
27歳にして、人生で初めて「一人で乗る新幹線」。 重たいキャリーケースを持ちながら、不安と寂しさで涙を滲ませていた私は、まず京都駅で下車しました。
静岡東部から鳥取県まではかなり距離があり、直通の新幹線も通っていません。
「一気に行くのは無理かもしれない」と思い、京都で1泊し、翌朝に特急『スーパーはくと』に乗って夕方までに鳥取に入るという、慎重なスケジュールを組みました!
ですが、そもそも一人旅自体が人生初。 当然、自分でホテルを予約するのも生まれて初めての経験でした。
「まあ、横になれればどこでもいいや(笑)」
と、京都駅近くの「和」がコンセプトのカプセルホテルを予約。
鳥取までの行き方や、ホテルの予約方法など…
分からないことだらけでしたが、つくづく思うのは…
スマホがあって本当に良かった…!!

しかし、先ほどまでの寂しさはどこかへ吹っ飛び、
目に映るもの全てが新鮮で。京都駅のネオンや街並み、お土産屋さんを見て
完全にテンションが上がっていました(笑)
そして京都のカプセルホテルで、館内着として着ていた
『作務衣』に、これいいじゃん…と、なぜか一人で
静かにときめいていました。( ̄▽ ̄)
■ ガタゴト揺れる『スーパーはくと』に乗って、いざ目的地・三朝温泉へ!
京都で過ごす初めての夜が明け、いよいよ鳥取に向かいます!
鳥取県は新幹線が通っていませんので、京都駅から特急列車
『スーパーはくと』に乗ります!!
今でこそ何度か乗車してすっかり乗り慣れましたが、新幹線の優雅さとはまた違い、ある程度ガタガタと揺れながらスピード全開で進む『スーパーはくと』と『やくも』号。
……私、すっかりこの『はくと』と『やくも』のファンになってしまいました。
(実はキーホルダーも持ってます笑)
今回の勤務先は、鳥取県中部にある『三朝温泉』。
京都から特急で「倉吉駅」まで向かい、そこから現地のスタッフさんがお迎えに来てくださる、という流れになっていました。
季節は2月、真冬。
鳥取県は日本海側に位置するため、この時期はかなり雪が積もります。
倉吉駅に到着し、お迎えに来てくださった現地の方とはじめましてのご挨拶。
……で、その時まず私が思ったのが、
「……え、鳥取県って方言あるの?!?!」
ということでした(無知すぎる笑)。
正直なところ、所々聞き取れない言葉があって困惑。
私の個人的な印象としては、どこか広島弁に近いような、温かくも独特なイントネーションでした。
思い切って移住を決意したくせに、文化の違いや、同じ日本とはいえ地域ごとの習慣や言葉の違いがあるなんてこと……横浜で暮らしていた頃の私は、全く考えたこともありませんでした。
それまでの私は、良くも悪くも都会の感覚がベース。
きっと周りにいた地方出身の方々も、都会の言葉や環境に合わせてくれていたんだな……と、ここで初めて実感したのです。
「今度は、私がこの土地の文化に寄り添う番なんだ」
自分の世間知らずさと若さを痛感しつつも、
新しい文化に触れた不思議な感覚を味わっていました。
(※ちなみに、駅でトリピーに出会えるかな?とほんのり期待していたのですが、特に見当たりませんでした笑)
白銀の三朝温泉へ。車内で聞いた地元の声と、見知らぬ土地で静かに灯る寂しさ
車は雪の鳥取県を走り抜け、いざ目的地の三朝温泉へ。
その道中、ずーっと一度見てみたかった「西の富士山」と称される名峰
『大山(だいせん)』の雄大な姿にもお目にかかることができました!!(´ω`)
今回お世話になるのは、三朝温泉にある歴史ある旅館。 倉吉駅からそこまでの送迎車には、実は一般のご宿泊客の方々も同乗されていました。
私は車内の隅っこでひっそりと肩をすぼめ、「新入りスタッフ感」を出しながら静かにしていたのですが(笑)、ドライバーさんとお客様の観光案内のトークにこっそり耳を傾けていました。
「今日は関西から来ました。鳥取のおいしい蟹を食べようと思って!」
そう、冬の鳥取県といえば、なんといっても
「松葉ガニ」の絶品シーズン!
県をあげて『蟹取県(かにとりけん)』なんていうユニークなキャンペーンを展開しているほど、カニへの愛と気合がすごい土地なんです(笑)。
そんな観光気分と地元の温かいトークに癒やされつつ、真っ白な雪景色を眺めているうちに、ついに宿に到着しました。すぐに社員寮の案内をしていただき、部屋に向かいました。
……が、ここで試練が訪れます。
周りは見渡す限りの大豪雪。
当然、キャリーケースなんて引ける状態ではありません(笑)。
しかも寮は、ちょっとした階段というか、雪がこんもり積もった坂道の上にありました。
そして仕方なく…
キャリーケースを抱え、半ば雪を這いながら部屋へ向かいました(笑)
布団や生活用品は、親切な担当スタッフさんが一緒に運んでくださり、なんとか無事に部屋へ滑り込みました。
その際、長年寮のお世話をしてくださっている地元のおばあちゃまが、 「どこから来たの〜?」 と優しく声をかけてくださり、緊張していた心がフッとほぐれたのを覚えています。
でも、それと同時に。
「本当に誰も知らない遠い場所に、私一人で来たんだな……」 という実感がじわじわ込み上げてきて、消えていたはずの
寂しさが再び湧きあがってきました。
今振り返ると、「若いなぁ、自分(笑)」と甘酸っぱい気持ちになりますが…(;´∀`)
■ 作務衣にテンションが上がったのも束の間…理想と現実のギャップに心が折れた1週間
そして、いよいよ勤務がスタートしました。
人生で初めての旅館業務。
……そして、ここで支給された制服が憧れの『作務衣』
一人で秘かに興奮し、テンションが上がっていました(なぜ……笑)。
仕事内容は、お客様をお部屋へご案内することから、宴会やお食事の配膳まで全般。
ただ、実を言うと、私は昔から接客業務が苦手でした。Σ(゚д゚lll)
幼少期から人と話すのが得意ではなく、学生時代にアルバイトを始めても「声が小さい!」とよく怒られていた記憶があります。
さらに(言い訳のようになってしまいますが)、私は左利き。
右利き用に作られた配膳のルールや食事のセットを覚えるのにも、人一倍苦労しました。
そんな状態でのスタートだったため、鳥取での仕事は正直なところ初日から……
「かなりキツイ……」の一言。
「私がどんくさいからだ」
「もっとテキパキ動かなきゃ……」
と、慣れない環境で自分を責めては落ち込む日々でした。
働き始めてまだ2〜3日目くらいのこと。 同じ業務で、来日したばかりの中国人女子学生さん2人と一緒になりました。 当然、彼女たちも右も左も分からない状態。
3人で「次、何すればいいんだろう……?」と呆然と立ち尽くし、女将さんに怒られたのをよく覚えています(笑)。
そう、この業界で働くのが初めてだった私は知らなかったのですが……
旅館という場所は、
女将さんたちがメラメラと強い主導権を握る、独特の世界だったのです。
「この宴会は〇〇女将のお客様だから、しっかりやってよ!!」
プレッシャーが重くのしかかる現場。
しかし、宴会セッティングの手順や説明も特にないまま、現場はとにかくバタバタ。
「いいから早く入って!」
「あれ持って行って!」
言われるがまま必死に動いて配膳の準備をしていたとき、某女将さんから一言。
「ちょっと!そんなやり方したら二度手間になるじゃない!!」
……説明も受けていないのに、、
言われた通り動いたら怒られる理不尽さ。
その不条理な空気に、だんだんと心がすり減っていきました。
出勤日にはお弁当を出していただけたのですが、お客様へとお出しする、あの立派で豪華な
『松葉ガニ』を遠目で見つめながら……
「私、本当にここに来てよかったのかな……」
と、自分の惨めさにじわじわと意識が向くようになっていったのです。
そんな時、スマホにポツポツと届く友人からのメッセージ。
『久しぶり!鳥取はどう?楽しく暮らしてる?』
周りの友人たちは、どんどん結婚して家庭を持ったり、仕事で成果を出してキャリアを築いたりと、それぞれの道を歩み始めている年頃。
なのに、私はといえば。
見知らぬ雪国で、配膳のやり方も分からず怒られ、
遠目でカニを眺めている……。
『私はいま、一体なにをやっているんだろう?(笑)』 😂←まさにこれですw
スマホの画面を見つめながら、惨めさと情けなさがこみ上げてきて。
なんだかだんだん自分が可笑しくなってきて、
笑えてきたのか、泣けてきたのかもよく分からなくなっていました(笑)。
そうして心の限界を迎えた私は、働き始めて1週間ちょっと経った頃、
ついに体調不良で仕事を休んでしまったのです。

それから数日間、どうしても仕事に行くことができませんでした。
サボる気なんて全くなかったものの、どうしても体が動かない……。
もともとメンタルが特別強いわけではありませんでしたが、「よしやるぞ!」とあんなに張り切って辿り着いた三朝温泉で、まさか自分がこんな情けない姿になっているなんて思いもしませんでした。
ちなみに、リゾートバイトの契約期間はスタッフによってバラバラ。
一般的には3ヶ月単位が多いですが、派遣会社によっては「1ヶ月ごと」に更新確認をしてくれるところもあります。
※そのあたりの事情は派遣会社の担当に相談すれば、希望の更新頻度で承ってくれる場合もありますよ!
私は部屋の中で、ずっと頭を悩ませていました。
「このまま休み続けて、鳥取から静かにフェードアウトしていくのか……」
「それとも復活して、またあのドロ沼の職場で身を削って働き続けるのか……」
答えが出ないまま過ぎていく時間。
しかし、体調不良で休んでいるとはいえ、生きるためには食事や生活用品の買い出しに行かなければなりません。
外は、見渡す限りの銀世界。
窓を開ければ、初めて見る氷柱がこんにちは…
持ってきた靴はスニーカー1足だけだったので、雪道を歩くのも一苦労でした。
当時の三朝温泉には、全国チェーンのコンビニはなく、あったのは地元の小さなお店兼お土産屋さんくらい。 食事もまともに摂れておらず、気づけば手持ちの現金も底をつきかけていました。
(……かといって、仕事を休んでいる手前、職場へお弁当だけもらいに行くなんて気まずすぎてできません笑)
知り合いも、話ができる人も誰もいないアウェイの土地。
地図や情報を調べるための「スマホ」だけが、私の唯一の命綱でした。
「お金をおろしにATMへ行きたい……でも近くのローソンまでバスで30分?!?!」
絶望しかけたその時、ふと頭に閃きが走りました。
「……待てよ?近くの郵便局に、もしかしてATMがあるんじゃ……?」
幸いなことに、ゆうちょ銀行の口座には少しだけお金が入っていました。
寮から雪道を歩いて10〜20分ほど(スニーカーで必死でした笑)。
無事に郵便局を発見!
今でこそネット銀行や電子決済が当たり前ですが、当時はPayPayすらまだ普及していない時代。
「……もしかして、全国どこにでもある『ゆうちょ銀行』って、リゾバ民にとって最強のインフラなのでは……?!」
極限状態の中で、思わぬ大発見をしてしまった瞬間でした(笑)。
こうして無事に現金を手にできた私は、数時間に1本しかないバス(往復1000円くらいかけて!笑)に揺られ、ついに念願のローソンへ食料の調達に向かったのです……!
■ 「自由に生きていいんじゃない?」もう一人の自分がくれた最高の許可
休み始めてから数日。
派遣会社からは心配の電話がかかってきたり、旅館の事務の方からも「いつから出勤できそう?」と確認の連絡が入ったり……。 ですが、当時の私はもう、仕事のことなんて1ミリも考えたくない状態でした。
「どうしよう……どうしたらいいんだろう……」( ;∀;)
部屋で途方に暮れながら、何気なくスマホの写真を遡っていたときのことです。
偶然、ある写真が目に留まりました。
それは、以前横浜に住んでいた頃によく読んでいた、斎藤一人さんの本のページを撮影した写真でした。 感銘を受けた言葉を忘れないよう、パシャリと撮っておいたものです。
そこに書かれていたのは、こんな言葉でした。
『努力すると人間は不幸になるよ(笑)』
『成功の秘訣は楽しくてしかたない生き方なの』
その文字を見た瞬間、頭を殴られたような衝撃が走りました。
――そうだった。
そもそも私は、
自由に生きるためにここに来たはずだった。
なのにいつの間にか、
「途中で失敗しちゃいけない」
「すぐに辞めるなんてダメだ」
「最低でも数ヶ月は我慢して続けないと……」 と、
また世間の常識や自分を縛るルールにとらわれていたのです。
もちろん、努力や続ける事の大切さは分かっていますし、否定するつもりもありません。
だけど、斎藤一人さんの言葉に触れたとき、
ふと “もう一人の自分” が優しく声をかけてくれた気がしました。
『そういう我慢も含めて、もう手放していいんじゃない?もっと自由に生きていいんだよ( ̄▽ ̄)』
そうだ。未来の幸せを夢見て来たのに、
身を削って我慢し続けていたら私、不幸になっちゃう。。Σ( ̄ロ ̄lll)
「……よし、帰ろう!」
ちょっと都合の良い解釈だったのかもしれません(笑)。
けれど、あの時の私にとっては、間違いなくそれが自分自身に与えてあげられた「最高の許可」でした。
こうして私は、鳥取からの撤退を決めたのです。

休み始めて数日、派遣会社や旅館からの連絡に頭を抱えていた私でしたが、腹が決まれば行動は早いものです。
「まずは、ちゃんと向き合って謝ろう。」
これまでのご迷惑を派遣会社と旅館の担当の方にお詫びし、退職と撤退の手続きを進めました。
部屋に散らかった荷物を片付け、再びあの重たいキャリーケースを引いて部屋を出ます。 カニは食べられなかったけれど……なぜでしょう、あれだけ辛かったはずなのに、三朝温泉を去るとき、胸の奥が少しだけ名残惜しくなっている自分がいました。
「もしかしたら、この鳥取での挫折も、次の場所へ向かうために必要なルートだったのかもしれないな」
心のどこかでそう思いながら、私は雪の残る三朝温泉を後にしました。
今度は仕事としてではなく、お忍びの観光客として、あの素晴らしいお湯にゆっくり浸かりに帰ってこようと思います(笑)。
そして、これからリゾートバイトをやってみたいと検討している方へ。――
一口にリゾートバイトと言っても、色々な職種があり地域も自由に選べるのが魅力です。
私は鳥取にとにかく行きたい!の一心で、勢いで選んでしまいましたが(笑)
事前に派遣会社の担当の方に相談すれば、
雰囲気や仕事内容などはしっかりと教えてくれますので、安心して探してみてくださいね♪
\身軽に旅に出てみたい方へ/
かけがえのない一生モノの出会い【リゾバ.com】まとめ:温泉好きの私から、最後にちょっとだけ♨️
ドタバタな撤退劇をお話ししてしまいましたが…(笑)
三朝温泉という街自体は本当に素晴らしい場所です!!
(自称・日本の観光大使としてここだけは熱弁させてください笑)
世界屈指のラドン温泉として有名で、湯治場としての効能は本物。
レトロな街並みも情緒たっぷりで、温泉のおかげでお肌もツルツルになりました!
単に当時の私のメンタルとタイミングが合わなかっただけ(笑)。 働き手としては挫折してしまいましたが、自然たっぷりで蟹と温泉がダブルで楽しめる三朝温泉は、ぜひ冬の旅行におすすめのスポットです!
(気になる方は、ぜひ三朝温泉ポータルサイトをチェックしてみてくださいね!♨️)
ちなみに……なかなか鳥取まで行けない!!という方は、
自宅で三朝温泉気分が味わえる入浴剤もあるみたいです!♨️
(三朝温泉が懐かしくなり調べていたら見つけてしまいました!!笑)
1,000円からお試しできるので、お買い物マラソンやポイント消費にもぴったり♪
それでは、長い時間お付き合いいただきありがとうございました!
そして最後までお読みいただき感謝です(●´ω`●)
さて、鳥取を飛び出した私を待っていたのは……まさかの「栃木編」!?
人生塞翁が馬、私の挑戦はまだまだ続きます(笑)。
次回は初めて鳥取砂丘に行った話と、栃木移住までの経緯を書いていきます( ̄▽ ̄)




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